堤防・磯・サーフ・河口など様々な場所で釣ることが出来るシーバス（スズキ）、ルアーフィッシングで楽しむことが出来てゲーム性が高いのも魅力の一つ。
今回はシーバスロッドの選び方とおすすめ入門機を紹介していきたいと思います。
シーバスロッドの選び方
シーバスロッドの硬さはUL（ウルトラライト）からXH（エクストラヘビー）まで幅広く販売されています、ULが一番柔らかく、XHが硬いロッドになります。
柔らかいロッドは軽いルアーが投げやすいですが重いルアーを投げることが出来ません、反対に硬いロッドは重いルアーを投げることはできますが、軽いルアーを投げることが出来ません。
そのため、まずはシーバスロッドは硬さから選んでいきます。
汎用性が高いのはML（ミディアムライト）のモデルでやや小型のルアーから少し重めのルアーまで投げることが出来るのではじめの1本としてはML（ミディアムライト）がオススメ、また季節によりシーバスは捕食しているベイトが異なるためベイトの形・ルアーの重さに合わせて硬さを選択していきます。
春シーズン
春はバチや小型の魚のベイトがメインのため小型の軽いルアーを投げることが多くなります、そのためL～MLの柔らかいロッドが扱いやすくルアーが投げやすい
L(ライト）～ML（ミディアムライト）のライトタックル
L（ライト）の柔らかいロッドでは3g~15g程度の軽いルアーが投げやすくシーバスのみに限らずエギングにも代用が可能です、MLであれば～20gのルアーも投げることが出来るようになりますので、少し大きめのルアーもキャストが可能
秋シーズン
秋はベイトが大きくなるため、少し大きめのルアーを投げることが多くなります、そのためML~Mといった重いルアーを投げることが出来る硬めのロッドがオススメ
M(ミディアム）~H（ヘヴィー）のヘヴィータックル
M~Hクラスになると～30gほどのルアーを投げることができHクラスはより大きなヒラスズキを狙うことも可能になります。
また、重めのメタルジグ～60gをキャストすることも可能になるためショアジギングロッドの代用としても使用することが可能になります。
ロッドのテーパー（曲がり）の選択
テーパーとはロッドがどの位置から曲がりだすかの基準で一般的に、ロッドの先の方から曲がる先調子（ファーストテーパー）、ロッドの真ん中あたりよりが曲がりだす胴調子（レギュラー）、全体的に良く曲がる元調子（スローテーパー）などと呼ばれています。それぞれ特徴がありますがシーバスロッドではファーストもしくはレギュラーが定番のテーパーです。
初心者にはロッドが良く曲がり、キャストしたときにロッドを弾力をうまくつかいルアーを遠くへ飛ばしやすい胴調子（レギュラーテーパー）がオススメです。
ファーストテーパー（先調子）
ロッドの先方から曲がるロッド、感度が非常に良くアタリを取りやすく、ルアーの操作性が良いのが特徴。その反面、ルアーを食い込んだ時魚が違和感を感じやすいためバイトを弾きやすいデメリットもある。
レギュラーテーパー（胴調子）
ロッドの先端よりやや真ん中あたりより曲がりだすロッドです、ルアーのキャスト性が良くまたルアーを魚に違和感を与えにくくルアーを食わせることが出来るロッドです。ただ、ルアーの操作性はあまり良くないためただ巻くだけのルアーなどの使用にお勧めのロッド
スローテーパー（元調子）
ロッドの真ん中くらいから曲がりだすロッドで、向こう合わせロッドとも言われるロッドです。魚に違和感を与えにくく魚が暴れてもロッド自体が引きを吸収しやすいためバレにくいロッドとも言われています。
シーバスロッドのシーン別選択
シーバスは様々な場所から狙うことが出来、港や堤防、河川敷、磯・サーフ・ボートなど様々な場所から狙うことが出来ます。
シーン別に応じてロッドの長さを選択する必要があり短ければ操作性に長けていますが飛距離が出ず長ければ飛距離は出ますが操作しにくくなってきます。
港・堤防・河川敷でシーバスを狙う
ランガンでガンガンポイントを変えてシーバスがいそうなところへキャストする必要があるため手返し良い操作性の良いロッド選びが重要になってきます。
キャスト時もある程度のロッドの長さが必要なため「7～9フィート」ほどの長さで硬さはL（ライト）～ML（ミディアムライト）の硬さがオススメです。
サーフでシーバスを狙う
サーフ（砂浜）は周りに障害物がなくキャストがしやすい環境のためとにかく飛距離を稼ぐことが重要になります。
そのため、ロッドの長さは「9フィート」以上、ルアーも遠くに飛ばすために重いルアーを使用するため「ML～H（ヘヴィー）」の硬いロッドがオススメです。
磯からシーバスを狙う
磯からシーバスを狙う場合はこちらもキャスト性と根に入られたり、岩場の方へ行かれてしまいラインブレイクをしないよう魚に主導権を与えないことが重要になります。
そのため、ロッドの長さは「9フィート」以上、ロッドの硬さは「M（ミディアム）～H（ヘヴィー）」の硬いロッドがオススメです。
ボートからシーバスを狙う
ボートからシーバスを狙う場合は、魚がいるポイントまで船が釣れていってくれますので遠投をする必要がありません。
船上では長いロッドでは扱いにくく、キャストもしにくいため、短いロッド「6フィート～7フィート」ほどの柔らかいL（ライト）～ML（ミディアムライト）のロッドがオススメです。
おすすめのシーバスロッド
リバティクラブシーバス 86ML
長さ8.6ft(2.59m）のML（ミディアムライト）のシーバスの定番のサイズと硬さ、ダイワのシーバス入門機リバティクラブ。
ルアー重量は7g~35gと幅広いルアーを投げることができライトショアジギングにも使用できる万能な1本。
継数：2本
自重：155g
ルアー：7～35g
ライン：8lb～16lb
カーボン含有率：67％
ルアーマチックMB S86ML
長さ8.6ftながら持ち運びに便利な4ピースタイプで仕舞寸法は66.9㎝、携帯性に優れ、電車・バス・自転車・バイクなどの移動時に便利。
ルアー重量は6g~32g に対応しシーバスのみならずエギング・ワインド・ライトショアジギングにも使用できる携帯性に優れた1本。
継数：4本
自重：143g
ルアー：6～32g
ライン：4lb～12lb
カーボン含有率：92.5％
ソルパラ SPX-902ML
長さ9ftの少し長めだがベイエリアから河口部にわたりオールラウンドに使用できる1本、ルアー重量は10g～30gまで、ミノーからメタルバイブまで様々なルアーでシーバスをGET!
継数：2本
ルアー：10～30g
ライン：8lb～14lb
テーパー：レギュラーファースト
クロステージ CRX-904ML
持ち運びに便利な4ピースタイプ、仕舞寸法73.5㎝で非常にコンパクトに収納できるので車にそっと積んでおくことも可能。堤防や河口でシーバスを狙ったりエギング・ワインドでも使用可能。
継数：4本
ルアー：10～30g
ライン：8lb～14lb
アクション：レギュラーファースト
ソルティアドバンス シーバスS96M
長さ2．9mのミディアムロッド、ルアー重量は8g～45gまでと幅広く様々なルアーが投げられる1本、シーバスはもちろん、サーフでヒラメ狙いも◎
継数：2本
自重：147g
ルアー：8～45g
ライン（PE）：0.8号～2号
カーボン含有率：93.3％
ソルティースタイル シーバス STSS-862ML-KR
適合ウェイトは8g~30g、ミノー・バイブ・スピンテールジグなど軽めのルアーから重めのルアーまで適合したオールマイティロッド。大型のシーバスにものされないバッドパワーが魅力！
継数：2本
自重：145g
ルアー：8～30g
ライン：0.8号～1.5号
パワー：ML（ミディアムライト）
カーボン含有量：98％
シーバスハンターX 93ML・R
2021年3月に発売のダイワのシーバス専用ロッド、93MLは全長2.82ｍ、適合ルアーウェイトは7g～35g、黒と金の組み合わせのボディでダイワのリールと合わせることで高級感漂うセッティング。
継数：2本
自重：131g
ルアー：7～35g
ライン：8lb～16 lb
カーボン含有率：95％
ディアルーナ S86ML
シーバスゲームにおいて出番の多い7～12cmクラスのミノーやシンキングペンシル、30gクラスまでのバイブレーションやブレードベイト、ライトなメタルジグなどを得意とするモデル。
継数：2本
自重：121g
ルアー：6～32g
ライン（PE）：0.6号～1.5号
カーボン含有率：99.7％
LATEO 93M
タイダルリバーや汽水湖などで出番の多い、大型のシンキングペンシルやスラローム系ルアーをはじめ、中大型のミノー、バイブレーションに対応するパワーモデル。高い遠投性能とパワーを有する強いバットを持つ。
継数：2本
自重：138g
ルアー：10～50g
ライン：10lb～20lb
カーボン含有率：96％
シーバス釣りを楽しもう！
シーバスは河口や港・磯・サーフやボートなど様々な場所で狙うことが出来る、人気のあるフィッシングゲームです。
まずは基本となるMLのロッドを1本手に入れてシーバスフィッシングにチャレンジ！
1匹釣れば世界が変わるはず！是非挑戦してみてください！