夏の海には多くの魚が集まりますが、中でもキハダマグロはアングラーたちの間では特別なターゲット。
その大きさと、強力な引きの力は、一度体験すると忘れられない体験となります。
この記事では、そんなキハダマグロのキャスティング魅力とおすすめのリールについて紹介したいと思いますので是非参考にしてください。
キハダマグロキャスティングゲームの特徴
キハダマグロをターゲットにしたキャスティングゲームは、他の魚種とは一味違います。
スピニングリールを使用するのが一般的で、その理由はマグロの持つ強烈な引きに耐えうる頑丈さが求められるからです。
また、十分なラインキャパシティやドラグ性能も必要とされ、これらの要件を満たすリールの選定がゲームの成果に大きく影響します。
キハダ用キャスティングリールの選び方
キハダマグロを狙う際のリール選びは、成功の鍵となります。
以下のポイントを考慮して、最適なリールを選ぶことが大切です。
ラインキャパシティ
キハダマグロは、驚異的なスピードで走ることがあります。
そのため、十分なラインがリールに巻かれていることが必要です。
具体的には、30㎏までのサイズを狙う場合は、最低でもPE4号のラインを300m巻けるリールが必要です。
50㎏までのサイズを狙う場合には、PE5号のラインを300m巻けるリールがおすすめです。
さらに、80㎏クラスの大型マグロを狙う場合には、PE8号のラインを300m以上巻けるリールが最適です。
マグロはヒット後に長い距離を走ることが多いため、ラインキャパシティは非常に重要な要素となります。
巻き取りパワー
マグロの強烈な引きと戦うためには、リールの巻き取りパワーが非常に重要です。
巻き取りパワーとは、リールが持つトルクや力強さのことを指します。
特に大型のキハダマグロを狙う際には、リールのボディサイズやギア構造が大きく関わってきます。
ボディサイズ
8000番クラス以上のリールが基本とされるのは、これにより大きなギアを搭載でき、それによって高い巻き取りパワーを実現するためです。大型のマグロとのファイトでは、リールにかかる負荷も大きくなるため、頑丈なボディが求められます。
ギア構造
リールのギア構造も巻き取りパワーに影響します。
大きなギアは強力なトルクを生み出し、マグロの強烈な引きにしっかりと対抗することができます
また、ギアの材質や加工技術も、ギアの耐久性やスムーズな巻き取りを実現するために重要です。
ハンドルの長さ
ハンドルの長さも巻き取りパワーに影響します。
長いハンドルは、より大きなレバレッジを提供し、力を効率的に伝えることができます。
これにより、マグロの強烈な引きにも対応することができるのです。
ドラグ性能
マグロの引きをコントロールするためには、高いドラグ性能が求められます。
30㎏のマグロを狙う場合、最低でも10㎏以上のドラグ力を持つリールが必要です。
50㎏以上の大型マグロを狙う際には、15㎏以上のドラグ力があるリールがおすすめです。
ドラグの滑り出しの良さや耐久性も考慮する必要があります。
ギア比
ギア比は、ハンドルを一回転させたときにスプールが何回転するかを示す数値です。
キハダマグロを狙う場合は、高速でルアーを回収する場面や、迅速にラインを巻き取る必要があるため、ハイギアモデルがおすすめです。
しかし、大型のマグロを狙う際には、パワーを重視したローギアモデルも選択肢として考えられます。
キハダマグロキャスティング おすすめリール7選
シマノ ストラディックSW14000xg
新しいストラディックSWは、インフィニティドライブ搭載で軽快かつ強力な巻き上げを実現。IPX8相当のXプロテクトとXシールドが水の侵入を防ぎ、ソルトシーンでの信頼性を高めます。新登場の14000XGはシリーズ最大のラインキャパシティとエキストラハイギアを装備し、アグレッシブなキャスティングゲームをサポート。ストラディックSWでSWゲームの新たなスタンダードを楽しんでください！
シマノ ツインパワーSW 14000XG
新しいツインパワーSWは、ステラSWと同じインフィニティドライブを採用し、巻き上げの軽さと強さを実現。マグロゲームでは、魚を掛けた後の巻き上げ性能が重要で、このリールはその瞬間の勝負をサポートします。特に、船の近くでの攻防やランディング直前の誘導において、巻きの強さと軽さが活きる。ドラグ性能も向上し、ヒートシンクドラグの採用で熱ダレを防ぎ、安定したファイトが可能。さらに、高い防水性能と特にラインローラー部の防水強化により、ハードな使用環境でも安心のパフォーマンスを発揮します。
シマノ ステラSW 18000HG
新モデル14000XGはインフィニティドライブ搭載により、驚異的な巻き上げ力とダイレクト感を実現。特にキャスティングゲームでは、魚との根際の攻防がこれまで以上にスムーズに。リールだけでの対抗が可能となり、魚のサイズ感を一回り小さく感じるほどのパワーを持っています。さらに、新設計のドラグノブは、ファイト中のテンション微調整が容易に。ヒートシンクドラグ機構の採用で、ラインの耐熱性も大幅アップ！大物との勝負も安心して楽しめます。
ダイワ カルディア SW 14000-H
モノコックボディの採用で一世を風靡したCALDIAが、さらなる進化を遂げました。フルメタル（AL製）のボディに、大口径のタフデジギアを組み合わせることで、強力ながらも軽やかな巻き上げを実現。特にPE5号～6号を使用するオフショアキャスティングゲームや、大物を狙うショアキャスティングゲームに最適です。マグロやヒラマサなどのキャスティングームにピッタリの性能を持つこのリールは、多くのアングラーにとって欠かせないアイテムとなること間違いないでしょう。
ダイワ セルテートSW 14000-XH
キャスティングゲームにおいて、繰り返しのキャストは避けられないが、このリールの軽さが大きなアドバンテージとなる。初めての使用から、ベールアームやハンドルの滑らかさを実感。実釣時、疲れにくさとキャストの糸の抜け感が際立ちます。魚を掛けた際の力強さも十分ありアングラーの意思をダイレクトに伝える。特に、北部九州のヒラマサや関東のキハダキャスティングにおいて、PE6号を基準に、最大PE8号までのゲームでのバランスの良さが光る。ロックショアのプラッギングにも最適なリールです。
ダイワ ソルティガ14000-XH
20ソルティガは、MAGSEALED技術とMQの組み合わせで高い防水性能を持つ最先端のリールです
タフデジギアとの融合で実釣耐久性能が向上し、ATDは大物との戦いでも確かな性能を発揮。
ロングキャストABS技術で飛距離と安定性を実現し、高剛性のアルミエアローターが高い強度と低感性を実現。
特に、モノコックボディの採用によりギアの強度が大幅にアップし、15ソルティガと比べて2倍以上の耐久性を持ちます。
このリールは、信頼性と機能性を兼ね備えたアングラーのための最高の1台です。
KUROSHIO HGX 63HGX
テイルウォークのクロシオシリーズは、シイラからマグロまでのオフショアゲームを網羅する高性能リールです。特にキャスティングゲームに特化したHGXモデルは、オフショアゲームのニーズに応えるための各部品が選ばれています。このリールには、デュアルフォースドラグシステムや防水ドラグ、マシンカットのアルマイトスプール＆ハンドルなどの高機能が搭載されています。さらに、ラインの放出を助けるスプールエッジや、強化されたアルミのベールワイヤー、超精密なアルミボディなど、耐久性と性能を追求した部品を採用。また、7つのHPBと1つのRB防錆ステンレススチールベアリング、防錆高密度ギアリング、防錆コーティングなど、海水に強く長持ちする高耐久設計。53HGXと63HGXは、マニュアルベール仕様で、よりプロフェッショナルな操作を求めるアングラーに適しています。
キハダマグロキャスティングの実践テクニック
キハダマグロのキャスティングゲームは、単なる力勝負ではなく、緻密なテクニックと戦略が求められます。
以下のテクニックを習得することで、ヒット率を大幅に向上させることができます。
ナブラ撃ち＆誘い出し
マグロが群れている場所、特にナブラ（魚の群れが水面で餌を追っている様子）を見つけたら、その中心に向かってルアーをキャストします。
この時、ルアーのサイズや色、動きを変えてマグロの注意を引きつける「誘い出し」のテクニックが効果的です。
キャスティング練習
マグロは非常に警戒心が強いため、ルアーのキャストは一発で的確に行う必要があります。
公園や広い場所でのキャスティング練習を繰り返し行い、飛距離や方向性を高めることが大切です。
特に風のある日や遠投が求められる場面では、この練習が大きな差となります。
キハダマグロキャスティング成功の秘訣！選び方＆おすすめリールのまとめ
キハダマグロキャスティングゲームは、アングラーの技術や知識、そしてタックル選びが試される挑戦的なゲームです。
しかし、その分、大型のマグロをキャッチした時の達成感は格別です。
この記事で紹介したテクニックや知識を活かし、次回の釣りでの成功を手に入れてください。
そして、キハダマグロとのドリームファイトを心から楽しんでください。