家庭用ゲーム機もゲーミングPCと同様に、テレビではなくゲーミングモニターでプレイすることが多くなっています。しかし、ゲーム経験の浅い人はゲーミングモニターを使用しない場合が多いですが、少なくとも120Hzのリフレッシュレートが望ましいと言えます。そこで今回は、ゲーミングモニターの解説と、コストパフォーマンスに優れたお手頃価格のおすすめモニターをご紹介します。
120Hzモニターを使用するメリット

ライトユーザーやあまりモニターに関心がない方は、通常のモニターディスプレイやテレビで十分プレイすることは可能です。
普通のモニターでも60ヘルツで楽しむことができゲームができないことはありません。
しかし、現在のゲーム市場では、グラフィックが滑らかで鮮明、かつ高解像度であることが一般的となり昔は考えられなかった家庭用ゲーム機でも、今では120フレームレートに対応しています。
これは、一部のコアなPCゲーマーだけでなく、家庭用ゲーム機のライトユーザーも高FPSで遊べるようになったことを意味しています。
高フレームレートでゲームをプレイするということは、これまでコマ送りになっていた描写が表示されるようになり、より没入感のある世界を楽しめるようになることを意味します。
そのメリットはジャンルによって異なりますが、どんなゲームでもデメリットにはなりません。
ゲーミングモニターの価格帯の違いについて
ゲーミングモニターは、通常のディスプレイよりも高価になる傾向があります。
また、現在のところゲーミングモニターである基準が特になくメーカーがゲーミングミニターだとうたって販売しているケースも多くあります。
ゲーミングモニターの価格を構成する5つの主要な要素があります。
ディスプレイサイズ、解像度、パネル素材、応答速度、リフレッシュレートです。
ゲーミングモニターにはこの5つの要素が高い水準で求められますが、すべてを求めすぎると高価になってしまうことも。
また、ゲーミングモニターの用途で、ディスプレイサイズと解像度が高水準であればいいというわけではありません。
パネル素材と応答速度には密接な関係があり、応答速度やリフレッシュレートがゲームプレイに影響を与えることもります。
ゲーミングモニターは、最低限、高い応答速度と高いリフレッシュレートを備えている必要があります。
120Hz対応ゲーミングモニターの相場
120Hz以上のリフレッシュノート対応のゲーミングモニターは、ディスプレイサイズ、解像度、応答速度、パネル素材によって価格が異なります。
リフレッシュノート120Hz以上に対応したフルHD解像度の24インチモニターを最低限必要な性能として考えて探してみると一般的に20,000~25,000円あたりが目安の価格帯となりますのでこの価格帯であれば、安価といえるでしょう。
最安値クラスになると、20,000円を切るモニターも存在します。ただし、ディスプレイサイズや解像度などによっても価格は変わるので、もちろん価格の安さだけで判断することはできません。
これらの要素を総合的に判断し、低価格で高価格なゲーミングモニターを探すことが最も重要なことです。
ディスプレイサイズでゲーミングモニターを選ぶ
ゲーミングモニターはそテレビモニターとは異なり、至近距離で見ることになります。
そのため、テレビのようにディスプレイサイズが大きい方が良いという訳ではありません。
これはゲーミングモニターだけでなく、通常のPC用ディスプレイにも言えることです。
一般的に、画面全体の大きさは24インチ前後が良いとされています。臨場感より求めるなら、27インチまで選択肢に入ります。
これ以上大きくなると、視点を移動させることが多くなり、見づらくなることが多くなります。
その為、多くのゲーミングモニターのラインアップでは、24インチ前後が最も豊富です。
解像度で選ぶ
解像度はモニターに詳しくない方でも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。最近、一般家庭でも4K解像度のテレビが普及しはじめてきました。
同様にゲーミングモニターでも解像度が選べるようになっています。
しかし、24インチ前後の小さいなディスプレイサイズでは、4K解像度であってもその差を感じることはとても難しく27インチなどの大きな画面サイズになると、フルHDの方が画質の粗さが目立ちます。
実は、高リフレッシュレートと高解像度の組み合わせは、コストパフォーマンスに欠けてしまいます。
その為、24インチ前後のモニターでリフレッシュレートを最優先に考えるのであれば、解像度はFURU HDやWQHDで十分です。
ただし、家庭用ゲーム機ではWQHDがサポートされていない場合があるのでよく確認の上購入する必要があります。
パネル素材で選ぶ
ディスプレイのパネル素材は一般的に3種類あり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
ゲーミングモニターでは、以下のような特徴から、TNパネルが最も多く採用されており、次いでIPSパネルが多いです。
コスパの面ではTNパネルが一番コストパフォーマンスが高い液晶パネルになります。
TNパネル
TNパネルは視野角が狭いため、画面を斜めから見たときの色の変化が強くなります。
しかし、最も安価で応答速度が速いため人気があります。
VAパネル
VAパネルは、発光方式のため視野角が広く、最も美しい黒を映し出すためコントラストがシャープです。しかし、応答速度が遅いため、ゲームには不向き。
IPSパネル
IPSパネルは視野角が広く、コントラストが美しいので、広い角度で画面を見るのに適しています。ただし、応答速度が遅くなる傾向があり、価格も比較的高めです。
応答速度で選ぶ
次にゲーミングモニターにおいて、重要なポイントはリフレッシュノートと並んで応答速度も非常に重要です。
応答速度とは、1つのピクセルが示す色が次の色に変化する速度のことです。
一般的に応答速度が速いと残像が少なくなります。
残像がないということは、ぼやけないということですから、映像がより美しくなります。
また、オンラインゲームの格闘ゲームやシューティングゲーム、レースゲームなどでは、ゲーム内のイベントをリアルタイムに表示できることも重要なポイントです。
パネルの素材によって数値は異なりますが、ゲーミングモニターでは5ms以下の応答速度が望ましいとされています。
リフレッシュレートで選ぶ
リフレッシュノートとは、1秒間にモニター画面が更新される回数のことです。
一般的なテレビやディスプレイの場合、60Hzが一般的です。しかし、現在の家庭用ゲーム機では120fpsの出力が可能なため、テレビなどではこのレートでは性能を発揮できません。
そのため、120Hz以上のリフレッシュレートのモニターが必要となります。
リフレッシュレートが高いと、非常に滑らかな映像が得られ、通常ではスキップされるような映像も鮮明に見ることができます。
どのようなジャンルのゲームをプレイする場合でも、リフレッシュノートが高いことはデメリットにはなりません。
特にFPSやシューティングゲーム、格闘ゲームでは高いリフレッシュレートが必須です。
ーミングモニターを使用する場合は、最低でも120Hzに対応したモニターをおすすめします。
機能面で選ぶ
以上の4つがモニターを構成する重要な要素ですが、その他にもゲーミングモニターとして是非あったら便利な要素があります。
例えば、VESA規格に対応しているかどうかで、モニターアームやモニタースタンドの使い分けが可能です。
付属のスタンドを使えばこの規格は不要ですが、将来的にディスプレイを複数に増やしたい、自由に角度を変えたいといった場合にはモニターアーム・モニタースタンドは非常に便利のため選んでおくとよいでしょう。
また、画像を最適化するためのグラフィックボードメーカー独自のシステムに対応したモニターであれば問題ないでしょう。
その他、接続端子がHDMIやDispayPortに対応しているか、接続端子の数が豊富であるかどうかも選択するときに重要なポイントです。
120H対応オススメのゲーミングモニター
Acer 4Kゲーミングモニター Nitro XV282KKV
画面サイズ:28インチ / 解像度 4K / リフレッシュレート。
144Hz出力機器もかなり限定されますが、現環境での最高スペックはゲーム用の4K 120FPS以上です。
実際、家庭用ゲーム機も対応機種として発表されています。
とにかく、最先端、最高画質、最高のゲーム性能で遊びたいならおすすめのモニター
Pixio ゲーミングモニター PX278
画面サイズ:27インチ / 解像度。WQHD / リフレッシュレート: 144Hz
解像度の優位性を生かしたゲーミング性能を求める方におすすめのモニターです。
27インチ、WQHD、144Hz、応答速度1msと、ゲーミング性能と解像度を兼ね備えています。
ゲーミングPCに適していますが、家庭用ゲーム機ではWQHDはサポートされていないので注意が必要です。
Pixioゲーミングモニター PX248 Prime
画面サイズ:23.8インチ/解像度:0.5インチ フルHD / リフレッシュレート: 144Hzです。
23.8インチとゲーム環境に最適で、IPSパネルにより高い視野角を確保。
高速応答速度1ms、リフレッシュレート144Hzで、パフォーマンスに最適です。
また、AMD FreeSyncやVESA規格に対応し、詳細なスペックも備えています。
HDMI端子2つ(うち1つは2.0規格)、DispayPortと豊富なコネクタを搭載しています。
価格は少し上がりましたが、それでもこのクラスのゲーミングモニターの中では一番お手頃な価格ではないでしょうか。
LG フレームレスゲーミングモニターultraGear 24GN650-BAJP
画面サイズ:23.8インチ / 解像度。フルHD / リフレッシュレート: 144Hz
応答速度1msのIPSパネルを搭載したゲーミングモニターです。
DAS(Dynamic Action Sync)モードやブラックスタビライザーなどの独自技術で映像にもこだわっています。
AMD FreeSync Premiumにも対応しているので、ゲーミング性能と映像美を楽しみたいのであれば、コストパフォーマンスの高い製品です。
また、ピボット機能やチルトなどの表示機能も充実しています。
HKC ゲーミングモニター23.6 GF40
画面サイズ:23.6インチ/解像度:フルHD / リフレッシュレート: 144Hz
応答速度4ms、リフレッシュレート144Hzで、ゲーム環境も問題なくダークイコライザー機能により、ゲーム映像が強くなりすぎないように調整することができます。
また、R1800のアスペクトディスプレイは、ベゼル幅が2mmと非常にスタイリッシュなのが特徴です。
性能だけでなく、見た目も重視したゲーミングデバイスを求めるのであればおすすめです。
JAPANNEXT 24インチゲーミングモニター JN-24GT165FHDRTMC
画面サイズ:24インチ / 解像度: フルHD / リフレッシュレート: 165Hz
応答速度1ms、リフレッシュレート165Hzでリフレッシュ通知も十分可能です。
もちろん、AMD FreeSyncやVESA規格にも対応している。
ゲーミングモニターとしては珍しく、2W※2のスピーカーも搭載しています。
ゲーム中はヘッドセットなどを使用するため不要と思われがちですが、スピーカー内蔵はあれば非常に便利。
スピーカー付きのゲーミングモニターをお探しの方には、コスパの良い製品だと思います。
アイ・オー・データゲーミングモニター GigaCrysta EX-LDGC221HTB
画面サイズ:21.5型/解像度:フルHD/リフレッシュレート:144Hz
21.5インチのやや小型のゲーミングモニターですが、その性能はトップクラスです。
特に応答速度は0.6msと優れており、レースゲームなどでも自信を持って使用できます。
また、AMD FreeSync Premiumに対応し、より高いレベルで最適化されています。
また、シーンに応じて5種類の画面モードを切り替えることができます。
AOC ゲーミング液晶モニター C24G2/11
画面サイズ:23.6インチ / 解像度: フルHD / リフレッシュレート: 165Hz
ディスプレイサイズは約24インチ、解像度はフルHD、応答速度は1ms、リフレッシュノート対応は165Hzと、性能は申し分なくコストパフォーマンスに非常に優れています。
注目ポイントは1500Rの曲面VAパネルを搭載していることです。
フラットなパネルが多い中、曲面パネルは珍しく、臨場感を高めてくれます。
また、HDMI×2、DispayPort、D-suvなど、新旧の接続端子を豊富に搭載しています。
AOCゲーミングモニター G2790VX/11
画面サイズ:27インチ / 解像度 フルHD / リフレッシュレート 144Hz
リフレッシュレート144Hz、応答速度1msに対応し、現在の環境でも無理のないゲームプレイを可能にします。
もちろんフリッカーフリー機能やAMD FreeSyncにも対応し、細かな仕様にもこだわっています。
HDMI端子とDispayPort端子をそれぞれ搭載しているので、家庭用ゲーム機だけでなく、ゲーミングPCにも使用できます。
ASTON 21.5V フルハイビジョンゲーミングモニター B09322PCMF
画面サイズ:21.5インチ / 解像度: フルHD / リフレッシュレート: 165Hz応答速度5ms、リフレッシュレート165Hzと、ゲーミングモニターとして最前線で戦える性能を持っています。
AMD FreeSyncに対応しているので、AMDのグラフィックボードに対応しているほか、VESA規格に対応するなど細かい仕様も備えています。
モニターサイズは21.5インチと小さめですが、大きさよりも価格重視で選びたい方にはおすすめのゲーミングモニターです。
ゲーミングモニターでゲームを楽しもう!
最近はゲームの人気が非常に高く、家庭用ゲーム機だけでなく、ゲーミングPCも進化を続けています。
時代の流れに乗り、最新のコンテンツを最高の状態でプレイするために、この機会にぜひゲーミングモニターを手に入れてください。